中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が調整する2軍の沖縄・読谷村には多くのファンが詰めかけた。23日朝から大勢がバックネット裏に陣取り、右ふくらはぎ肉離れからの復帰を目指す新スターの練習を見守った。

売店では、背番号7にハイビスカスをあしらった根尾の沖縄限定ユニホーム(6000円)がこの日だけで約60枚、タオルも(2000円)約70枚売れた。

売店担当者は「1番人気です。今日はすごく売れました」と笑顔で話した。

隣接する広場では、沖縄の陶器市である「やちむん市」が開かれたことも重なって、朝から渋滞となり、駐車場もほぼ満車。同村内では、20年東京オリンピック(五輪)の正式種目であるラグビー7人制のU-25(25歳以下)日本代表と、ニュージーランド代表の試合も開催され、大盛り上がりの1日となった。

この日、根尾はフリー打撃の後に、本格的なベースランニングを再開。「(これまでは)どこか気にしているところがあったが、もう不安のない状態。走り、スイング、体の動きは全部がつながっているので、少しずつ上がっている実感はあります」と語った。