オープン戦が今日2日から本格的にスタートする。各球団野手陣の開幕の舞台をかけた戦いも本格化。どんな選手がここまでアピールしてきたのか。

阪神北條史也内野手(24)のバットが止まらない。左肩亜脱臼から再起を期したキャンプ対外試合は12打数5安打で、打率4割1分7厘。紅白戦を含めると21打数11安打で、打率は5割2分4厘となった。復活を猛アピールし、矢野監督も「結果も素晴らしいものを見せてくれた。キャンプで一番成長というか、しっかりしたものを見せてくれた」とキャンプMVPに認定した。

激しい遊撃争いでも頭ひとつ抜けた。同監督は「現状はね、もちろん抜けているというか、上に来ていると思うよ」と明言。現時点では遊撃再挑戦に注目を集める鳥谷や売り出し中のルーキー木浪よりも評価は上。3月29日開幕ヤクルト戦の遊撃最有力だ。もちろん、開幕までまだ約1カ月あり、結果が出なければポジションもない。北條は「ライバルの人たちに結果で負けないように」と意気込む。【桝井聡】