阪神の本拠地、甲子園球場のバックスクリーンにある大型ビジョンが8年ぶりにリニューアルされ、4日、披露された。これまで選手名と審判名、スコアと3面に分かれていたが、新型は縦8・32メートル、横29・76メートルで1面化され、表示面積が1・6倍になった。これまで以上に高解像度、高コントラストで、ビジョン全面を使った迫力ある演出を楽しめる。

セレモニーでは公式戦で演出予定の一部映像も公開。攻撃中には打者の応援歌を表示するなど球場の「一体感」を高める内容となった。甲子園球場長代理の岡久俊治さん(48)は「(他球団の)球場をたくさん巡って考えた。全ての動画を作りなおしているところです」と新たな取り組みも予告した。阪神電鉄の秦雅夫社長(61)は「夢と感動を提供し続けていきたい」とあいさつした。

9日の日本ハムとのオープン戦から運用を開始し、4月9日の甲子園開幕戦のDeNA戦から本格的に運用する。今回の工事は昨年11月から行われ、総工費は公表していない。