中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が地元・ナゴヤ球場で実戦お披露目した。「6番遊撃」で先発出場し、2軍の教育リーグながら“プロ初安打”を含む4打数1安打。根尾の地元実戦デビューということもあり、ナゴヤ球場には開場前から約800人が行列を作った。午前11時40分だった開門時間も10分繰り上げ。試合前から盛り上がった。

ソフトバンク先発は、今季の先発ローテーション候補のロベルト・スアレス。来日1年目の16年に2勝6敗1セーブ、26ホールドを挙げた右腕。WBCのベネズエラ代表も務めた一線級だ。試合開始は午後0時30分。

▼第1打席(1回裏2死満塁、投手はスアレス)初球129キロのスライダーを見送りボール。2球目148キロ直球を見逃しストライク。3球目は実戦最速となる150キロ直球を空振り。1-2からの4球目、高めの150キロの直球を空振りして三振に終わった。

▼第2打席(4回裏無死走者なし、投手はスアレス)初球は144キロの直球を見送りボール。2球目の落ちる変化球を空振り。カウント1-1から3球目の147キロ直球をバットで捉えたが、ショートライナーで終わった。

▼第3打席(6回裏1死走者なし、投手は2番手中田)初球は112キロの変化球を見逃しストライク。2球目は142キロ直球を見送りボール。3球目は140キロの直球をファウル。カウント1-2からの4球目、143キロの直球を強振すると、投手中田の右を抜けるセカンドへの内野安打で、一塁ベースを駆け抜けた。実戦7打席目で初安打をマークした。

▼第4打席(7回裏2死一、二塁、投手は中田)初球126キロの変化球を見送りボール。カウント1-0からの2球目141キロの直球を打ち、二ゴロ。8回表に根尾はベンチに退いた。

 

【中日】

1番(三)溝脇

2番(中)伊藤康

3番(二)三ツ俣

4番(左)モヤ

5番(一)石川駿

6番(遊)根尾

7番(右)滝野

8番(捕)木下拓

9番(指)石橋

先発投手 阿知羅

 

【ソフトバンク】

1番(二)三森

2番(遊)川瀬

3番(一)美間

4番(左)長谷川勇

5番(右)大本

6番(捕)市川

7番(指)九鬼

8番(中)田城

9番(三)増田

先発投手 スアレス