開幕投手を務めるオリックス山岡泰輔投手(23)が15日、ウエスタン・リーグの開幕戦を勝利で飾った。中日戦(ナゴヤ)に先発し、先頭のドラフト1位・根尾を3三振を含む4打数無安打に封じるなど、8回を7安打10三振1失点。自身初の大役に向け「いい感じで来ています」と手応えを明かした。

立ち上がり、根尾を3球三振。第3打席はチェンジアップで空振り、2死二、三塁の第4打席はスライダーで見逃し三振と、逆転開幕1軍を目指すドラフト1位に仕事をさせなかった。開幕投手の貫禄を見せる結果にも、根尾には「いいスイングをしているし、恐れずにやってほしい。ちっちゃくなってほしくない」とエールの言葉を選んだ。

この日は走者を背負ったときの球威や制球の変化を見定め「先週、先々週(の登板)に比べたらよかった」と実感。打たせて取る球としてフォークを使えることも確認した。「今年は完投数を増やしたい」と、通算3試合の完投を伸ばす。昨年はソフトバンク千賀が1、2軍の開幕投手を務めたが、山岡も同様の大役で“前哨戦”で快勝。チーム7連敗中の開幕を白星で飾る。【堀まどか】