日本ハムの新人4選手が躍動した。ドラフト5位柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)は、5回から2番手で初の公式戦のマウンドへ。

2回で29球を投げ、無安打無失点のパーフェクト投球。6回1死で迎えた炭谷には、137キロの直球で空振り三振を奪うなど、躍動感あふれる投球を披露。「ストライク先行でいけた。押していくという、決めたことはやれたのでよかったと思う。いいスタートが切れたと思うので今後につなげていきたい」。

ドラフト7位の福田俊投手(22=星槎道都大)は3番手で7回から登板。2回を投げ、打者8人に対し、3安打2三振1四球で無失点。初登板を終え「球自体は悪くなかった。自分は中継ぎをやっているので、3人で斬って(ベンチへ)帰って来られるようにこれからやっていきたい」と今後を見据えた。

ドラフト4位万波中正外野手(18=横浜)は、9番右翼でフル出場。7回先頭の第3打席では遊撃への内野安打を放ち、公式戦初安打を記録。「最初の1本を開幕戦で打てたというのはよかった。気持ち的な部分で、明日以降にかなりつながるような安打だったと思う」。守備でも魅了した。8回1死二塁の場面、重信の放った右前安打を捕球後、本塁を陥れようとした二塁走者松原を右翼からノーバウンドのストライク送球で補殺し、観客を沸かせた。「肩の強さは自分の中で持ち味だと思っているので、刺せてよかった」。ドラフト2位野村佑希内野手(18=花咲徳栄)は、7番三塁でフル出場。守備で好プレーを見せた。4回無死一、二塁の場面、岸田の放った三塁ゴロを捕球後、自ら三塁ベースを踏み1アウト。素早く二塁へと送球し一塁走者を殺して2アウト、打者走者を一塁でアウトにとるというトリプルプレーを完成させた。「まさか(トリプルプレーに)なるとは。今日は反応も良くできた。1歩目を大事にすることを意識していきたい」と話した。