北海道教大函館が苫小牧駒大から12安打で7点を奪い、2戦目で今季初勝利を挙げた。

1点先制後の1回裏1死一、三塁で田中一成一塁手(2年=札幌北陵)が左越え3ランを放ち、流れを呼び込んだ。田中の野球人生初本塁打が今季リーグ1号。さらに、次節は年号が令和に変わった5月4日となるため、これが1部リーグ平成ラスト弾になった。「初本塁打が、そういう節目のものになって最高の気分です」と喜んだ。

札幌北陵時代は、2年春から3年夏まで5季連続地区初戦敗退。恩師の滝田真之監督(44)に「大学でも野球を続けて、高校時代の悔いを晴らしたい」と約束した。「この本塁打をすぐに滝田先生に伝えたい。そして次の試合もしっかり戦って、Aクラス入りを目指したい」と意気込んだ。