大工大の131季ぶりのリーグ優勝がかかった1戦は、延長10回タイブレークの末、神戸大に軍配が上がった。

大工大は、1点を追う1回裏2死一、三塁で5番DH・田中建多(4年=福知山成美)の右越え3ランですぐさま逆転。2回にも2点を追加し、試合を優位に進めた。

しかし、3点リードの8回表1死一、三塁から4連打を浴びるなど5失点。8回、9回に1点ずつ返し、延長戦に持ち込んだが、10回タイブレークの末に敗れた。

試合後、ベンチ裏でむせび泣く選手も。田中恵三監督(31)は、「選手はみんな十分力を出してくれた。今日のゲームは私の力のなさ。点が取れるところで点が取れなかったりしたのが課題。今日負けたからといって優勝がなくなるわけではないので、最後取ることに集中したい」。1953年(昭28)以来66年ぶりのリーグ優勝に向け「歴史の重みがある。OBや大学の思いが目の前まで来ている。このチャンスを是が非でも取りたい」と次の1戦に集中するのみだ。

3回戦は11日に行われる。