優勝に向けて負けられない北九大が、コツコツと得点を積み重ねて、前日に敗れた久留米大に圧勝した。1回に2死から敵失での走者に一塁に置き、4番・小畑翔大外野手(3年=長崎・海星)が、右翼超えの適時二塁打を放って1点を先制した。

「昨日(11日)チャンスで打てなかった。4番として今日は1本打ちたかった。狙っていた直球を思い切りたたきました」と胸を張った。この先制点を皮切りに、初回から6回まで2点と1点を交互に積み重ね、8回、9回には2点ずつを奪い、圧勝した。

投げては先発の大田裕介投手(2年=西京)が大学初の完投勝利を挙げた。8回に1点こそを失ったが4回まではパーフェクト投球。結局、4安打10奪三振の内容に「変化球でストライクが取れたのが良かった。リーグ戦では一番いい投球内容でした」と3勝目を笑みで振り返った。

6勝3敗とし、18日の最終戦(対西南大)まで逆転のリーグ優勝の望みをつないだ。