東大が開幕8連敗を喫し、98年春から43季連続となる最下位が決まった。17年秋から引き分けを挟んで30連敗となった。

創部100周年の今年、「最下位脱出」を掲げ臨んだが、今春での脱出はならなかった。浜田一志監督(54)は「たらればは、たくさんあります。(0-1でサヨナラ負けした)昨日の試合もそう。ただ、それは言わないようにしています。最下位脱出は“令和・秋の陣”で」と改めて今秋での目標達成を誓った。

敗れはしたが、今カードは光が見えた。先週まで大崩れしてきた投手陣の内容が違った。1回戦は、リーグ戦初先発の坂口友洋投手(4年=日比谷)が9回まで無失点の好投。延長10回サヨナラ負けという惜敗だった。この日の2回戦では、1-4の3回、3番手で小林大雅投手(4年=横浜翠嵐)が登板。最初のイニングこそ味方の失策も絡み3点を失ったが、4~8回までは無失点。9回に1点を失い、計7回7安打4失点(自責3)だった。

開幕から不振だったエース左腕に復調の兆しが見えた。浜田監督は「昨日の坂口に続き、小林。後は打撃陣で第3の光が見えるよう、頑張りたい」と話した。打線が上向き、投打がかみ合うことが不可欠。最終カードとなる25日からの立大戦で、連敗ストップを狙う。