札幌大が北翔大を下し6勝目を挙げ、この日敗れた東海大北海道を逆転して2位に食い込んだ。

先発の最速148キロ右腕、岩木優友(3年=帯広三条)が7回4安打無失点と好投し、流れをつくった。今春2勝1敗、防御率0・72で優秀投手に選出され「3回以降、リズムに乗れたのが良かった。まだ上位のチームとは総合力に差があるので、秋はさらに力を合わせてリーグ優勝できるようにしたい」と話した。

初戦で東海大北海道に逆転負け。2戦目で1部初昇格の札幌大谷大に引き分けと序盤は波に乗れなかったが、終盤粘って2位まで浮上した。就任2年目の野坂寿利監督(64)は「最初の2戦の悔しさが、3戦目の星槎道都大戦の勝利につながった。勝ち方が分かってくれば、さらに上を狙えるチームになる」と手応えを口にした。