JR盛岡・三森が公式戦初本塁打に歓喜した。「投手を助けたいと無我夢中で打ちました」。捕手としての責任感がもたらした1発。富士大(岩手)では公式戦出場がかなわず「悔しくて卒業後も野球を続けたかった」。社業優先のため全体練習は難しく、休日や終業後の自主練習が主体となるが、向上心を持って取り組んできた。

「都市対抗に出て、県外でプレーをさせてくれた両親に恩返ししたい」と燃える。次戦のトヨタ自動車東日本には県予選決勝で逆転負け。若狭靖徳監督(40)は「初戦の負けから選手たちが気持ちを切り替えてくれた。借りを返したい」とリベンジする。