「日本生命セ・パ交流戦」で新人4人をスタメン起用した楽天が中日に競り勝ち、連敗を止めた。プロ初スタメン初マスクのドラフト2位太田光(ひかる)捕手(22)がエース岸を7回1失点と好リード。ブセニッツ、松井と勝利の方程式を導き、嶋が離脱した捕手陣を救った。またドラフト1位辰己涼介外野手(22)、太田、7位小郷裕哉外野手(22)の3人で決勝点を挙げるなど、大活躍。銘打つならば「尾張の国から2019 新世代」の舞台で、ドラマチックな勝利をもぎ取った。

▼楽天が2番左翼渡辺佳、6番中堅辰己、7番捕手太田、8番右翼小郷と、新人4人をスタメン起用。スタメンに新人野手4人は16年楽天が6月12日広島戦で1番オコエ(中堅)3番茂木(遊撃)8番足立(捕手)9番吉持(二塁)を使って以来で、同年の楽天はこの4人を同時に先発起用した試合が5試合あった。また、この日は4人中3人が外野で先発。ドラフト制後、スタメン外野手がすべて新人だったのは初めてだ。