巨人阿部慎之助捕手(40)が金字塔をうち立てた。8回2死二、三塁、代打で登場し、ロッテ田中靖洋と対峙(たいじ)。

1ボールから高めの145キロシュートを完璧に捉え、右翼席中段に運んだ。ダメ押しの今季2号3ランは、自身プロ通算401号。通算229人目からの本塁打は、近鉄などで活躍したローズを抜いて、歴代最多記録を更新した。

▼阿部が代打で今季2号。田中からは初アーチで、これで阿部が本塁打を打った投手は229人。228人で並んでいたローズ(オリックス)を抜いて本塁打を打った投手数の新記録となった。阿部の代打本塁打は13年4月19日広島戦以来3本目で、巨人で40代選手の代打本塁打は57年7月25日南村(40歳3カ月)15年6月20日高橋由(40歳2カ月)に次いで3本目。