全日本大学野球選手権の開会式が9日、都内の明治神宮会館で行われ、出場27大学が集結した。通算4度目、初の連覇を狙う東北福祉大(仙台6大学)の大塚光二監督(51)は「今のチームには、まだやれるという印象を持っている。連覇も当然目指すが、初戦突破が一番重要。後悔だけはしないようにしたい」と、大阪工大(近畿学生)と創価大(東京新)の勝者と戦う11日の2回戦に備えた。

昨年の最優秀投手であるエース右腕・津森宥紀(4年=和歌山東)は「優勝できる確率は100%」と自信満々に言い切った。今大会の目標にはMVPを掲げ、「森下君と投げ合いたい。対戦したい打者は佐藤君です」と、同じくドラフト候補の明大(東京6大学)森下暢仁投手(4年=大分商)、東洋大(東都)佐藤都志也捕手(4年=聖光学院)との対戦を心待ちにした。