広島中村奨成捕手(20)が12日、マツダスタジアムで行われた母校広陵の初戦・西条農戦をスタンドから観戦した。

球宴期間だったことで、プロ入り後初の生観戦がかなった。「後輩の応援に初めて来ることができて良かったです。いい刺激をもらいました。高校野球は1回きりなので、勝っても負けても、最後まで楽しんでもらいたい。まずは甲子園に行ってもらえるように応援します」。コールド発進の後輩たちに笑顔でエールを送った。

今季、自身はケガで出遅れ、6月中旬に実戦復帰したばかり。7月に入ると、手薄な捕手事情もあり先発出場が増えている。15日阪神戦(倉敷)から始まるウエスタン・リーグの後半戦も先発のチャンスは増えそうだ。「(後半戦は)いいスタートを切りたいと思っている。しっかり刺激をもらったので、後半戦に生かしていけたらいいなと思います」。後半戦の巻き返しを誓った。