西武が投壊による13安打14失点で大敗を喫した。初回から先発の十亀がつかまり、2点を許す立ち上がり。5回にも4失点。結局、5回2/37失点で降板した。

決め手は8回。7回途中から登板したマーティンが2四球1失策で自滅の一途をたどり、この回だけで5失点。辻発彦監督(60)は「(十亀は)若い投手じゃないんだから、考えて投げないと」と苦言を呈した。

首位と2・5ゲーム差に近づけるチャンスだった。首位ソフトバンクが敗れたため、ゲーム差は変わらず3・5差のまま。立ちはだかったのは、元同僚の浅村だった。この試合も5回に8被弾目となる2ランを浴び、対西武最多本塁打の難敵。同監督も「(浅村に)投げ切れていないだけ」と嘆いた。救いはリーグトップの打撃力と、2桁失点直後の試合は3連勝中という引きずらないチームカラー。指揮官は「投手も野手も一生懸命やった結果。明後日(27日)に向けてやるしかない」と切り替えた。