九共大の当山昇平投手(4年=名護)が2試合連続“0封”の好投で、チームのコールド勝ちを呼び込んだ。

第1週の福工大戦で9回完封。第2週の初戦では、福教大相手にわずか3安打に抑え、今季16イニング連続無失点。「前回同様、無失点で試合を作ろうと思っていたので良かった。最後のリーグ戦なので、続けられるところまで無失点でいきたい」。横手からコーナーに丁寧に投げ分けた投球を振り返った。

春季リーグでは、直球のスピードを気にしていたことを反省。「コースを投げ分けることをテーマにして練習してきた。シンカーを右打者の内角に、左打者の外の勝負球にして打ち取れた」と胸を張った。これまでの最速は144キロだが、この日は138キロで「ペース配分を考えた」と納得の表情を浮かべた。

優勝争いの最大のライバル、九産大戦が最終週に控えている。「九産大戦が自分のMAXになるように、もっていきたい」とチームの秋6連覇がかかる大一番へ、これからのマウンドで自信を深めていく。【浦田由紀夫】