ロッテが11日、楽天から国内FA権を行使した美馬学投手(33)と初交渉を行った。3年3億9000万円程度の好条件を提示したとみられる。

約50分の交渉の後、取材に応じた松本尚樹球団本部長(49)は「うちは今年Aクラス争いをしたけど、もう1個高いレベルで優勝争いをし、優勝したいと強調した。優勝するために力を貸してほしいと伝えました」と説明。美馬の印象については「楽天であれだけの立場で投げてきた。しっかりしていると感じた。うちは若い選手が多いので、そういうピッチャーの見本になってくれるピッチャーだと感じた」と話した。

一方の美馬は、家族や環境についての質問をしたと言い「全力でサポートを約束してくれた。いい話を聞けた」。ロッテのイメージについては「いいチームという印象があり、若い選手もベテランの選手もいい感じにやれている印象がある。(球場は)応援のすごさが一番。あの中でやってみたいという印象がありました。プレッシャーになるくらいの応援だったのですごかった印象がある」と話した。(金額は推定)