「阿部チルドレン」が躍動した。巨人阿部慎之助2軍監督(40)率いるファーム(紅組)が、元木ヘッドコーチが指揮した1軍(白組)との紅白戦に7-1で快勝。2軍監督“初采配”を“初白星”で飾った。打線では「糸井級」の身体能力を秘める村上海斗外野手(24)育成の長距離砲「怪力」イスラエル・モタ外野手(24)「俊足強肩」笠井駿外野手(24)が活躍。投手陣では「トルネード投法」の高井俊投手(24)「時間差投法」山川和大投手(25)の育成コンビが好投するなど、個性を発揮した。
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阿部2軍監督が、報道陣にお願いした。1軍相手の紅白戦で初采配、初勝利後の取材。大勢の報道陣に囲まれ「選手を1面とかにしてあげてね。オレはいいから。阿部監督、初采配、初勝利とかいらないからね。紅白戦だから。ちゃんと目立った選手を記事にしてもらいたいし、それが彼らの自信になる」と真剣な表情で言った。
ベンチの最前列から、振るったタクトに選手が応えた。打線は毎回の14安打7得点。熱血指導したモタが決勝打、村上は2安打とアピールし、バント、盗塁も絡め、1軍を圧倒した。投手陣では山川、高井ら育成組が好投。8、9日の紅白戦出場権をかけた1戦で力を発揮し「今出せる力を出して、十分なアピールができた」と評価した。
初采配には、初々しさをのぞかせた。攻撃時は自らサインを送ったが、痛恨のサインミス。「(三塁ベースコーチの)片岡コーチに謝った」と頭をかき、手帳に結果を書くのをやめ、サインに集中した。「そこまで違和感はなかったですけど、難しい部分はありましたし、選手交代とかサインとか、もう少し手際良くね。勉強していきます」と力を込めた。【久保賢吾】
▽巨人原監督(阿部2軍監督の初采配に)「思い切って、言葉でも姿や形においても自分を出しているな、という印象でした。意思がしっかり出ているというか、遠慮なく伝えられているのはすごいと思います」
▽巨人湯浅(ファームの1番で出場し、初回にいきなり二塁打)「自分の中でバッティングが良くなった。坂本さんに聞いたりして体重移動などを学んだ」
▽巨人増田大(ファームの2番で出場し3打数1安打1犠打)「1打席目でバントを決められたのがよかった。力を抜いていけた。自分的にも振れていた」
▽巨人山瀬慎之助捕手(18、新人唯一の紅白戦出場)「ジャイアンツのユニホームを着てプロの選手と対戦できたのは良い経験になった。次に生かしたい」



