藤浪撃ちでサバイバル猛アピール! 阪神高山俊外野手(26)が初の実戦形式となったシート打撃で藤浪、馬場から2安打。激しいポジション争いの中で、絶好のスタートを切った。
今季の初スイングが“初安打”となった。第1打席。右腕藤浪に対して152キロ内角直球を見逃し、カウント1-0からの2球目。「積極的に打ちにいくバッターなので」。外角高めにきた151キロ直球のファーストストライクに力強く踏み込んだ。振り抜いた打球は、中堅左を抜ける二塁打。「ずっとオフシーズンにやってきたことが間違えじゃなかった。結果が出たというのはすごい自信になった」。今オフは体のキレを求め、パワーよりもスピード系の練習メニューを増やした。これまで力んで打ち損じが目立った点も改善に取り組み、8~9割の力でバットを振り、確実性を追い求めてきた。
第2打席では「らしさ」も見せた。右腕馬場に3球で追い込まれた後、5球ファウルで粘った。カウント2-2からの10球目。外角低めに落ちる133キロスプリットに手首を返さず、バットを合わせて左前に落とした。「ファウルを打つところはファウルにできたし(最後は)変に引っかけず、いい打撃ができた」。強振の後は軽打で、2打数2安打。直球、変化球のどちらにも対応した。
生き残りへ、アピールするしかない。外野争いは昨季のレギュラー糸井、近本、福留に加えて新外国人サンズら敵は多数。「結果を出し続けなければいけない立場なので。そういった面で今日はいいバッティングができました。でもまた明日。明日は明日で、その日の100点を更新していければ。おごらず、明日からもやっていきたい」。16年新人王のヒットマンは5年目を迎え、本人も口に出すように立場は「崖っぷち」。取材中には「明日」というワードが4度出た。レギュラー奪取へ-、1日、1打席が勝負になる。【奥田隼人】
○…矢野監督が高山について、打撃内容とともに姿勢も高評価した。「一番やる気がでているのが俊(高山)かなと思う。結果も出れば、本人もさらに前を向いていく。内容、中身もしっかりあった打撃だった」。さらに「奪い取っていかないとダメなポジションにいる選手なので、今の意気込みで、さらに続けていってくれたらおもしろいね」と今後のアピールにも期待していた。



