東京6大学の慶大が、2カ月ぶりとなる対外試合を行った。

今秋ドラフト候補の最速155キロ右腕・木沢尚文投手(4年=慶応)が先発。2回を投げ打者12人に対し被安打3。3四死球で1、2回、ともに満塁のピンチを招くも、力のある真っすぐとキレのある変化球で1失点に。最速は153キロを計測した。木沢は「今日は手応え上々。最少失点に抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。

慶大の全体練習が始まったのは2週間前。堀井哲也監督(58)は「木沢は久しぶりの試合だったが球に力があり、打者に向かっていく気持ちがあった」と、評価した。

東京6大学野球春季リーグ戦は延期となり、8月に1試合総当たりのリーグ戦を開催予定だ。木沢は「あと2カ月あるので、低めの真っすぐを修正したい」と意気込む。昨秋に続き連覇を狙う慶大。エースの好投で、春季リーグ戦へ向け好スタートを切った。