DeNAは継投が裏目となり手痛い逆転負けを喫した。先発の左腕浜口が5回まで1失点の好投。6回先頭の増田大に四球、続く丸を併殺崩れの二ゴロとし、1死一塁で坂本を迎えたところで右腕国吉にスイッチした。この時点で浜口の投球数は88で被安打3。交代に少し驚いたような表情を浮かべていた。その後に国吉が逆転を許した。

ラミレス監督は「5回までは素晴らしかったが、ちょっと球速も落ちてきて、今日はスタミナに問題があったのかなと。前回130球以上(23日中日戦で9回途中133球)投げたのも影響したかもしれない。5回投げ切ったところで正直、終わってもいいかと思っていた。そういった部分であそこで代えました」と説明。丸の二ゴロへのリクエストが失敗し、走者を残した影響には「あれがもしアウトでも、あと1打者行くくらい。セーフだったのでそこで代えました。勝ち投手になってほしい気持ちも強かったが、無理に使って打たれ、負け投手になってほしくなかったところもある」とも話した。

試合前時点でチーム打率12球団トップの打線も2回以降は無得点で、チームは2位から3位に後退した。指揮官は「まだ10試合が終わったばかり。しっかり準備して明日の試合に勝つことが重要」と切り替えていた。【鈴木正章】

▽DeNA浜口(5回1/3を3安打2失点)「調子自体は普通でした。変化球を丁寧に投げられたことは良かったです。6回はテンポを意識し過ぎて慎重になり、先頭を四球で出塁を許してしまいました。大きく修正することはありませんが、メリハリをつけられるようにしたい」