明大・入江大生投手(4年=作新学院)が4回から立ち直った。3回までに2本塁打で3失点。だが、4回からは0を並べ、6回まで投げた。その間に打線が逆転。6回8安打3失点で、自身、昨秋の立大2回戦以来となる白星を挙げた。チームにも今季初勝利をもたらした。

立ち直るきっかけは、女房役がくれた。捕手の植田から、スライダーを投げる際、テークバックが大きくなり、打者から見えやすくなっていると指摘された。「スライダーが決まらず、カウントを悪くして、直球を狙われることが多かったです。植田が要所、要所で鼓舞してくれました」と感謝した。

先週は開幕カードの早大1回戦に先発したが、早川に投げ負けた。翌日も連投し、引き分けに持ち込んだ。この日は勝ちはしたが、立ち上がりに課題が残った。「自分としては30から40点ですが、一番はチームが勝つこと。今日は勝たせてもらった試合なので、明日は勝利を呼び込む投球をしたい」と、先週に続く連投を志願した。