広島田中広輔内野手(31)が8日、出場選手登録日数が7年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。田中広は「素直にうれしいです。1年目から使っていただいて、本当に感謝したい。今は目の前の試合に集中したいと思います」とコメントした。

東海大相模、東海大、JR東日本を経て、13年ドラフト3位で入団。14年3月29日中日戦(マツダスタジアム)でデビュー。シーズン中盤から遊撃手としてレギュラーに定着し、リードオフマンとしてリーグ3連覇に大きく貢献。19年6月20日まで、プロ野球歴代6位となる連続フルイニング出場635試合を記録した。

昨年8月には右膝の手術を行うも、今季は開幕戦から正遊撃手として85試合に出場。前半戦こそ出遅れたものの、9月以降徐々に状態を上げ、打率2割4分3厘、7本塁打、31打点を記録している。

鈴木球団本部長は田中広のFA権取得を受け「選手としてはもちろん、選手会長を務め、人間的にもしっかりしている。当然この先も(広島で)やってもらいたい」と残留を願った。