新潟はホーム最終戦で福島に1-3で敗れ、今季限りで退任する清水章夫監督(45)に白星をプレゼントすることは出来なかった。清水監督は「今季を象徴するような試合だった。選手の良さを引き出すことができず、最後まで監督になりきることが出来なかった」と悔しさをにじませた。

清水監督から熱心な指導を受けた先発の大竹樹希哉投手(22)は5回2失点と粘りの投球。それでも「試合を作れず悔しい。監督に教わったマウンド上でのマインドコントロール術を練習から取り組み、自信を持って試合に臨めるようになりたい」とさらなる成長を誓った。

試合後、ファンを見送った清水監督は「結果を残すことが出来なかったのに温かい言葉を掛けてくれた。今後に向け、すごい力を頂けた」と話した。今日12日、ビジターでの福島戦(牡丹台)がラストゲームになる。【小林忠】