東北大が宮城教育大に連勝し、99年以来のAクラスに望みをつないだ。5回に太田圭亮(3年=横手)が逆転3ラン。主砲・桜井優宏(4年=豊中)も通算5号本塁打で続いた。

医学部の桜井優は春が中止となり、学業に専念するため引退も考えたが、4年生たちで話し合い続行を決意。びっしり埋まった講義や課題に追われながらも、「最後なのでキレキレの体で臨もうと思った」と深夜に1時間走り込み4キロ体を絞った。3位で並ぶ東北学院大との最終節に向け「Aクラスで終わるためにもしっかり勝ちたい」と決意を口にした。