関西国際大が、18年秋以来のリーグ優勝に王手をかけた。大体大との初戦は2本塁打を浴びて引き分けたが、20日の次戦に勝てば優勝が決まる。 関西国際大に並ぶために連勝が条件の天理大は、エース森浦大輔(4年=天理)が8回を1点に抑えて快勝。森浦は大産大打線から12三振を奪っての大学通算21勝で、今秋ドラフト上位候補の貫禄を見せた。甲南大は追手門学院大との接戦を制した。

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天理大は落とせない一戦で森浦が好投した。直球、変化球で追い込んではチェンジアップを決め球に空振りを奪い、2試合連続12奪三振。

阪神、巨人など6球団が見守る前で結果を出し、「追い込んでから自分のボールで勝負できました」と振り返った。負ければ関西国際大の優勝が決まる試合で踏ん張ったエースを、藤原忠理監督(54)は「先制点を与えないという先発として大事なことをやれる。試合を作れる投手」とねぎらった。