前日に2年ぶりに引き分けた東大だが、17年秋から続く連敗のストップはならなかった。

先発のエース井沢駿介投手(2年=札幌南)が3回3安打2失点で降板。井手峻監督(76)は「5回ぐらいまでは、と思ってましたが、攻めていかないといけない。迷いましたけど」と、3回の攻撃で打席が回ってくると、代打を送った。

4回以降は4投手でつないだ。雨脚が強まる中、4回、5回は立大投手陣が制球を乱し、四球絡みで好機をつくった。だが、1点ずつしか奪えず、競り負け。安打数は立大と同じ8本だが、あと1本が出なかった。井手監督は「チャンスまではつくっている。どうしても力んでしまう」と指摘した。

それでも、一時は1点差まで追い上げた。「(1勝は)遠く感じますけど、勝つ時は、あれよ、あれよ、となる。信じて、こういう戦いを続けていきたい」と投打一丸での1勝を目指す。