阪神ドラフト5位の東洋大・村上頌樹投手(22=智弁学園)が30日、埼玉・川越市内の同大キャンパスで指名あいさつを受けた。終了後はオンライン取材に応じ「スカウトの方たちからあいさつされて、一員になったのかなという気持ちになりました」と初々しく振り返った。

担当の吉野スカウトは「矢野監督が非常に気にしていたピッチャー」だったということを本人に伝えたという。「いい時の映像を自粛期間中とかで多分結構たくさん見られたと思うので、その時の印象なども強かったのかなとは思います」と説明。指揮官が強く注目していた右腕だった。

村上は、今季初戦となった9月22日の東都大学野球秋季リーグ戦で右前腕肉離れとなり、ここまでリハビリを続けている。現状は遠投で80、90メートルを投げられるほどにまで回復。担当の吉野スカウトは「(春季)キャンプ、もちろん合同自主トレとかでは、もう普通に投げられている状態であるとは思っています」と見通しを話した。

智弁学園3年の16年春には、投打の活躍でセンバツ制覇に貢献。巨人岡本は、2学年上の先輩にあたる。「やっぱり一番対戦したいのは岡本さんです。自分が高校時代の時から岡本さんはやっぱりスターでしたし、プロ入って活躍してるのを見て、対戦して自分は抑えたいなという気持ちがあります」。現在ホームラン王争いでトップに立つ先輩と対戦し、抑え込む日を夢見た。