日本野球機構(NPB)の斉藤惇コミッショナーが30日、巨人のリーグ優勝にコメントした。

「今シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響により開幕が遅れ、試合数も120試合に減りました。選手にとっては調整が難しいうえ、当初は無観客という経験のない環境下での試合になりましたが、読売巨人軍はそうした状況にもめげずディフェンディングチャンピオンの名に恥じない戦いぶりで、見事に連覇を果たしました。中でもエースの菅野智之投手は、開幕投手から13連勝と球団の連勝記録を更新するなど、まさに圧巻の投球でチームを牽引(けんいん)しました。また、異例のシーズンにありながら、原辰徳監督は巧みな選手起用と采配でチームをまとめあげ、シーズン途中には川上哲治氏の1066勝を超える通算監督勝利数を積み重ねました。再び巨人の黄金時代を築かんとしています。巨人ファンやプロ野球ファンのみならず、コロナ禍によって閉塞(へいそく)感を募らせた国民にも大いなる勇気を与えた優勝でした。誠におめでとうございます」