2年連続の優勝から一夜明けた巨人が、3本塁打で打ち勝った。

巨人原辰徳監督(62)は、5回に勝ち越し29号3ランを放った岡本和真内野手について「だいぶ本調子に近づいてきた。勝負強さが出てきてるのが大きいですね」と評価。5番丸佳浩外野手も27号ソロで続き「後ろに丸も控えているというのは、チームにとっては相乗的な部分で、第三者的に見ると2人の戦いも見ものですね」と言った。

途中出場の岸田行倫捕手にはプロ初本塁打が飛び出した。「このところキャッチャーのバッティングが振るわない中、インパクトとしては大きいですね。本来の良さというかね。ファームでは4番バッター。そういう意味ではさらにいい捕手になってくれれば」と期待し、サイレントトリートメントでの生還に「今の人たちは上手ですね、何でも。何してるんだろうと思いましたけど。素晴らしい。僕は嫌われている人間なのかなと思いましたけど」と笑って祝福。

日本シリーズに向けて残り8試合。「それぞれの戦いというものがあると思うので選手と良く話をして。(菅野)智之は今日で1回抹消するというところですね。今日は5イニングの予定の中で、5回までに4点取ったというのは、今までの労をねぎらってもらって感謝というところじゃないでしょうかね」と言った。