楽天のエース則本昂大投手(29)が7回途中、今季ワーストの11安打を打たれ、6失点と力を発揮できなかった。

勝てば同率2位のロッテ、西武に1・5ゲーム差となる一戦。だが、立ち上がりからオリックス打線につかまった。

1回先頭佐野に左中間を破られ三塁打を許す。1死を挟みモヤに中前適時打で先制点を与えると、2死一塁からT-岡田に中堅左へ2ランを浴び、3点のビハインドを負った。

2、3回ともに1死二、三塁のピンチを背負うも無失点にしのぐ。だが5回、先頭モヤに真ん中低めの149キロ直球を左翼席へ運ばれ、追加点を許した。3点リードの7回無死一塁にもモヤにこの試合2発目となる2ランを浴び、万事休す。唇をかんだ。120球で交代を告げられ、うつむきながらベンチへ戻った。

8月28日西武戦での5勝目から、これで自身7試合連続の白星なしとなった。