勝利で2部優勝が決まる青学大は、タイブレークで拓大に競り負けた。

来秋のドラフト候補に挙げられる森圭名投手(3年=富山第一)は、8回2死から3番手として登板。5-5で迎えたタイブレークの延長11回無死一、二塁で、先頭の拓大・大北海斗内野手(4年=明徳義塾)から、左中間へ2点適時二塁打を浴びて試合を決められた。森は「優勝が近づくにつれ、プレッシャーを感じていないと思っているが、なかなか自分たちの実力が出せていない」と下を向いた。

今季は青学大、日大、専大、拓大、国士舘大、大正大の6大学で2部リーグ戦が開催。例年と異なり、2回戦総当たり制で行われ、勝利数で順位が決められる。3日時点で7勝と首位に立ち日大が6勝で追っていたが、この日の第2試合で日大が勝利。勝利数が同じ場合、優勝については当該校の対戦成績の結果で決められ、青学大は日大に2勝している。5日に青学大が勝利すれば、岡野祐一郎投手(現中日)らを擁した16年春以来の2部優勝となる。今季は入れ替え戦が行われないため、2部優勝校は自動的に1部昇格する。

青学大は1部優勝12回を誇り、侍ジャパン小久保前監督やロッテ井口監督、オリックス吉田正ら数多くのプロ野球選手を輩出した名門。14年秋に1部から降格して以来2部生活が続いている。