日大・小谷野楽夕投手(4年=日大三)が、大学生活最後の先発マウンドを完封で締めくくり、2部優勝の可能性を残した。

最速151キロ右腕も先発では球速を封印。7安打無失点1奪三振1四死球と、打たせて取る投球で流れを引き寄せた。「球が行っていない感じはあったが、結果0に抑えることができてよかった。先発で投げるのは今日が最後。(負けられないという)気持ちでやりました」と胸をなで下ろした。プロ志望届は提出せず、卒業後は社会人でプレーを続ける。さらなる成長を遂げ、2年後のプロ入りを目指す。

例年と異なり、2回戦総当たり制で行われ、勝利数で順位が決められる。3日時点で7勝の首位・青学大に対し、日大は6勝と続いていた。この日の第1試合で首位の青学大が敗れたため、7勝に並ぶ形に。勝利数が同じ場合、優勝については当該校の対戦成績の結果で決められ、日大は青学大に2敗。リーグ戦は残り1試合となり、5日に日大が勝利し、青学大が敗れると2部優勝となる。

チームは第1週で青学大に連敗した後、7連勝中。小谷野の好投で勢いをつけ、逆転優勝を狙う。