阪神西勇輝投手(29)が1回2/3を6安打3四死球7失点(自責4)で降板し、最優秀防御率のタイトル獲得が厳しくなった。

1回1死一、二塁から4番村上に先制の右前適時打を献上。なおも1死一、三塁で投ゴロを本塁に悪送球(記録は失策)し、2点目を失った。さらに6番西浦に中前適時打を浴びた後、一塁へのけん制球を一塁マルテが適時失策して4点目を奪われた。

2回も2番塩見の適時三塁打などで2点を追加された後、村上に二盗、三盗、さらには二塁けん制球の間に本盗まで決められた。1イニングで計5盗塁を許し、2死三塁から西浦に死球を与えたところで降板を告げられた。

1回2/3での降板はオリックス時代も含め、負傷降板以外では自己最短。7失点は阪神移籍後の2年間ではワーストとなった。

セ・リーグの最優秀防御率争いは前日4日終了時点で1位が中日大野雄で1・905、2位が広島森下で1・907、3位が西勇で2・03だった。西勇はこの日のまさかの乱調で防御率は2・26となった。