今季で19年間の現役生活を終える広島石原慶幸捕手(41)が引退試合に臨み、試合後に引退のあいさつを行った。以下全文。

 

まず始めに、今日このような場を用意してくださった松田オーナー始め、球団スタッフのみなさん、本当にありがとうございます。

今年は新型コロナの影響もあり、日本中、世界中が大変な中、プロ野球も無事に開幕できるかどうか、心配されましたが、最前線で戦ってくださった医療従事者の方々のおかげで、無事に開幕することができました。医療従事者の方々には、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

私は今日、引退します。まさか自分がカープのユニホームを着て、19年間もの間、プロ野球生活を送れるとは思ってもいませんでした。それも、指導してくださった監督、コーチ。いつも話をしてくれて、プレーと背中で引っ張ってくれた先輩方。本当に本当に可愛くて、頼りになる後輩たち。一緒に戦った仲間たち。いつもチームを裏で支えてくれている裏方、スタッフのみなさん。僕を生んでくれ、丈夫に育ててくれた両親。いつも一番近くで応援してくれ、一番の理解者であった、妻と子どもたち。みなさんの支えがあり、ここまでやってくることができました。本当にありがとうございます。

そしてなんといっても、良い時も、悪い時も応援してくれたファンのみなさん。どの球場に行っても、レフトスタンドを真っ赤に染めてくれたファンのみなさん。いつもマツダスタジアムを真っ赤に染めてくれたファンのみなさん。ファンのみなさんの声援はいつも勇気と力を与えてくれました。そんなカープファンは僕は日本一のファンだと思います。そして今日、そんなみなさんの前で引退できることを本当にうれしく思います。本当にありがとうございます。

最後になりますが、野球人生苦しかったことの方が多かったですが、先輩、後輩、ファンのみなさんの力によって、優勝も経験させてもらいました。小さい頃から大好きな野球を続けてきて、本当によかったと思います。19年間、みなさんの支えがあり、幸せな時間を過ごすことができました。19年間、本当に、本当にありがとうございました。