関西国際大のエース武次春哉(あつや)投手(4年=西脇工)が気迫の連投を見せたが、延長11回にサヨナラ負けし、07年以来13年ぶりの優勝には一歩届かなかった。

0-0のまま9回を終了。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回から武次は登板した。前日7日に9回を113球で完投した疲れも見せず、10回は1死満塁のピンチで後続を一ゴロ、空振り三振で無失点、11回も無死満塁から1死を奪ったが、代打の大杉に右前逆転適時打を許した。「打たれたのはチェンジアップ。自分が投げたい球を投げて打たれた。後悔、悔いはない。打たれたが楽しかった」と、大学最後のマウンドで悔いなく完全燃焼し、次は社会人野球で日本一を目指す。