先輩たちに続け! 1、2年生によるフレッシュトーナメント初戦で、早大が快勝発進した。前日の早慶戦に劇的勝利。10季ぶりの優勝をスタンドで見届けた下級生たちが、この日は神宮で躍動した。

先発の雪山幹太投手(2年=早実)は7回1/3、3安打無失点。序盤はボールを低めに集め、4回1死まで1人の走者も許さなかった。中盤は四球や味方の失策などで崩れかけたが、踏ん張った。「変化球ばかりになっていた。もう1回、直球でいこうと」。6回2死二塁で、法大・野尻を内角低め138キロで一ゴロ。押し切った。

今回の早慶戦に「いい試合を先輩たちに見させてもらったので、流れに乗っていこうと思いました」と刺激を受けた。エース早川隆久投手(4年=木更津総合)から学んだことも多い。「言葉よりも、背中で引っ張ってくれる存在でした。あの背中を見て、自分も頑張らないといけないと思いました。昨日の試合を見て、いつかあそこで投げたいという思いが強くなりました」と話した。

早川は他の4年生たちと一緒にスタンドで見守った。「あの舞台を目指して欲しい。刺激を与えられたなら良かったです」とエールを送った。