チーム力で戦っていく。東都1部の立正大は3日、埼玉・熊谷の同大グラウンドで今年最後の練習を終えた。今秋リーグ戦は2位と健闘。来春へ期待がかかるが、主力には4年生が多かった。新主将の桂川弘貴内野手(3年=桐光学園)は「チームで勝てた試合が多かったのを間近で見られました。自分たちの代は経験が少ないので、チームで戦うことを浸透していかないといけません」と決意を口にした。

坂田精二郎監督(46)も「これといった経験者、実力者がいない。チーム力で戦うしかない」と話す。桂川は、選手間投票で主将に選ばれた。小6以来、10年ぶりの大役に「プレーでも、発言でも、まとめないといけない。結果でも頼れる選手になりたい」と誓った。今秋優勝の亜大とは、1勝差だった。直接対決は1勝1敗で、どちらも1点差。「あと1勝が遠かった。リーグ戦は厳しいと思いました」。1勝差、1点差を詰めるため、チーム力を上げる。

この日は、午前中に体力測定。その後は全員で球場の大掃除を行い、1年を締めた。他大学より早めの納めとなったが、坂田監督は「コロナで制約を強いたので」と説明。1カ月あまりのオフ、各自が英気を養い、来季へ臨む。