巨人が「合計1074発」の強力な上位打線を形成する。

7日、ジャイアンツからFAとなっていたジャスティン・スモーク内野手(34)の獲得を発表。推定年俸300万ドル(約3億1500万円)の2年契約。背番号は「10」で、2月中に来日予定。左投げ両打ちでメジャー通算196本塁打の強打者は、球団を通じ「日本一のジャイアンツのファンの前で、優勝に貢献できることを楽しみにしております。待っていてください!」とコメントした。

17年に38本塁打で球宴にも出場したスモークが加わり、昨季の屈辱を晴らすための布陣がそろった。ソフトバンクに2年連続で4連敗した日本シリーズは総得点が4。チーム打率1割3分2厘、総安打数16は、いずれも日本シリーズのワースト記録だった。

リーグ3連覇と日本一奪還に向け、今オフは打力強化に着手。DeNAから国内FA権を行使した梶谷隆幸外野手(32)と、韓国通算124本塁打でメジャー通算96本塁打のエリック・テームズ内野手(34)を獲得。原監督の「1番梶谷、2番坂本、3番丸、4番岡本」の構想に新外国人2人が加われば、日米韓での総本塁打数が1000発超えの顔ぶれに。破壊力抜群の布陣で、21年シーズンを迎えることになりそうだ。

◆ジャスティン・スモーク 1986年12月5日、サウスカロライナ州生まれ。08年にサウスカロライナ大からドラフト1巡目全体11位でレンジャーズに入団し、10年にメジャーデビュー。ブルージェイズに所属した17年に球宴選出、自己ベストの38本塁打、90打点をマーク。昨季はブルワーズと契約し、8月13日のカブス戦でダルビッシュのノーヒッターを7回1死で阻止するソロ本塁打を放ったが、9月に戦力外となりジャイアンツに移籍。メジャー通算2割2分9厘、196本塁打、570打点。193センチ、99キロ、左投げ両打ち。