中日の新人合同自主トレが9日、ナゴヤ球場で始まった。ドラフト1位・高橋宏斗投手(18=中京大中京)ら9選手が室内練習場で汗を流した。

高橋宏は巨人菅野モデルでドラゴンズブルーのグラブを準備。「いずれは投げ合いたいです」。巨人エースとの対決願望を胸に秘め、プロとしてのスタートを切った。9人の先頭を切ってグラウンドに姿を見せ、ドラフト2位森とキャッチボール。ランニングでも軽快に外野を走った。

自主トレ初日に使用したクリーム色のグラブはメーカー提供の練習用。本番用は自室に置かれていた。「巨人の菅野さんのモデルです。中学時代から使っています。丸い形状で投げやすく使いやすい」。中日に入団が決まり、青色で発注した。「今日は60%くらいの力で投げました。2月のキャンプインでは全力でいきたい」。新人合同自主トレ期間のブルペン入りを計画。青いグラブはブルペン投球の際に披露する。

「菅野さんはチームの勝ちにつなげる投球をして勝利に貢献されるのが魅力的。巨人はライバルになるので、そういうところに立って試合がしたい。見習うところは見習って、吸収したい」。菅野は今季、ポスティングでのメジャー挑戦を封印し、国内残留を決めた。竜のエース候補は球界を代表する右腕との対決を夢見ながら、初日を終えた。【伊東大介】

 

 

▽ドラフト4位・福島章太投手(18=倉敷工)「これからが本当の勝負だなということをナゴヤ球場(のグラウンド)に出たときに改めて感じました」

▽ドラフト5位・加藤翼投手(18=帝京大可児)「プロとしてやっとスタートできたという気持ちになった。長い間、プロの世界でやっていけるように、いろんな面で成長していけたらなと思います」

▽ドラフト6位・三好大倫外野手(23=JFE西日本)「最初は少し緊張感がありましたが、楽しくやれた。明日からも明るくやっていきたいです」