阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)が、今季初対外試合となる2月9日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)への出場に意欲満々だ。

新人合同自主トレ後にオンライン取材に応じた。井上ヘッドコーチが、初戦には新人も出場させる方針を示していることを聞き、「野球選手は試合をしてナンボだと思う。出してもらえるなら、すごくうれしい」と前向きに受け止めた。キャンプ序盤から実戦で積極的にレギュラー取りをアピールする。

新人合同自主トレ3日目のこの日は、屋外で初のティー打撃を行った。置きティーのボールを、豪快なスイングで防球ネットに突き刺した。バットを振り切るたびに黒い上着がめくれ、白いアンダーシャツが見えるほどのフルスイング。隣でティー打撃をしていたドラフト6位中野拓夢内野手(24=三菱自動車岡崎)も「佐藤輝のスイングはやっぱり強かった。見習っていきたい」と驚いた表情だった。最後はバランスを保つために右打ちでもティー打撃。佐藤輝は「もともと(小学生で野球を始めたころは)右打ちなので」と、逆でも力強いスイングを見せた。

昨季28本塁打の大山にもあいさつを済ませた。「これからいろいろ教えてもらえたら。配球だったりを聞いてみたい」と、主砲に学ぶ機会を楽しみにした。ここまでは、まだ置きティーだけだが、自身のスイング動画をしっかりチェック。タテジマデビューに向け、プロ仕様の佐藤輝を、作り上げていく。【石橋隆雄】

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