元巨人の桑田真澄氏(52)が古巣に初入閣することが11日、分かった。ポストなどは最終調整中で、近日中にも正式発表される見込み。

桑田氏は85年にPL学園(大阪)からドラフト1位で巨人に入団し、エースとして173勝をマーク。07年のメジャー挑戦後、08年に現役を引退した。引退後は野球解説者として活躍。東大などで特別コーチの経験はあるが本格的に指導者として活動するのは今回が初となる。高校時代から日本中を沸かせた桑田氏が、巨人で指導者としての第1歩を踏み出す。

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15年ぶりに、巨人に桑田氏が帰ってくる。現役引退後は野球評論家として活動していたが、正式にコーチとして初入閣することが明らかになった。巨人の来季組閣は発表済みのため、桑田氏のポストは調整中。近日中に球団から正式に就任が発表される見込みだ。

球団史を彩ったエースだ。PL学園時代に5季連続で甲子園に出場し、清原和博氏との「KKコンビ」で一大フィーバーを巻き起こした。卒業後は早大進学を希望していたが、巨人からドラフト1位で指名を受けて入団。直球と変化球を正確に投げ分ける投球術で87年には沢村賞を受賞するなどエースとして君臨し、ゴールデングラブ賞8度受賞の守備力も兼ね備えた総合力の高い右腕として活躍した。07年の大リーグ挑戦をへて08年に現役を退いた。

グラウンドを去っても、野球への情熱は消えなかった。野球評論家として活動しながら、10年に早大大学院スポーツ科学研究科を首席で修了。13年には東大で特別コーチを務め、同年に起きた統一球を秘密裏に変更していた統一球問題を調査する第三者委員会の特別アドバイザーに就任するなど、野球界を常に見つめてきた。ユニホームを脱いでから13年。ついに指導者としてのスタートを、自らの原点ともいえる古巣で切ることになる。

卓越した投球理論と経験豊富な桑田氏への期待は大きい。来季の先発陣は、今オフのメジャー挑戦がかなわなかった菅野が残留したものの、続くのは昨季9勝ながら20歳の戸郷。今村、畠、田口、高橋、ドラフト1位の平内らローテーション入りが期待される若手が多い。桑田氏は高卒2年目から6年連続2ケタ勝利をマークした実績があり、若くして先発陣の柱となった経験も生かした指導も可能だ。伸び盛りの投手陣の飛躍を助長するなど、リーグ3連覇と日本一奪還はもちろん、未来の投手王国誕生への一翼を担う。

◆桑田真澄(くわた・ますみ)1968年(昭43)4月1日、大阪府生まれ。PL学園では甲子園に5季連続出場。85年ドラフト1位で巨人入団。最優秀防御率2度(87、02年)最多奪三振1度(94年)。87年沢村賞、94年セ・リーグMVP。07年は米大リーグ・パイレーツでプレー。08年3月に現役引退。10年に早大大学院スポーツ科学研究科を首席で修了。13、14年に東大で特別コーチ。現役時は174センチ、80キロ。右投げ右打ち。