広島九里亜蓮投手(29)が12日、マツダスタジアムで自主トレを公開した。12月からともに練習する床田と、キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。「ランニングもある程度の量を走っていますし、ウエートトレーニング、キャッチボールにしても少しずつ(強度を)上げている段階です」。2月の春季キャンプへ向け、順調に準備を進めている。

練習中に昨年オフから取り入れた心肺機能を高める低酸素マスクを装着してダッシュを行うなど、意欲的に動いた。右腕は「オフの期間は走る量だったりきつさはどうやっても劣ると思う。少しでも体に負荷をかける意味合いで、僕はつけている。自分で感じていなくても少しでもプラスになっていればいいなと思います」と力を込めた。

今季目指すは自身初の開幕投手だ。「1シーズンに1人しか立てない場所。特別なマウンドだと思う。昨年以上にレベルアップした違ったところをキャンプから見せていかないといけない。そこを目指してしっかりとやりたいと思います」と決意を口にした。