プロ野球独立リーグ、BCリーグ新潟の橋上秀樹監督(55)が20日、監督就任後初めて自主トレを視察した。11年以来10年ぶりの監督復帰・就任会見は6日だったが、昨年12月に長岡市に転居を済ませ、準備を整えていた。「顔見せくらいの感覚で。視察と言うほどではない」も、選手を集めての話は熱かった。

「3月のキャンプインまでに少なくとも走る、投げる、振るを120%できるように。野球の技術は体で覚える。そのための反復練習に耐えられる体力、フィジカルの強化は必要。野球がうまくなるための練習には体力を使う。今から体をいじめてほしい」。

長岡市みしま体育館での選手9人のこの日の自主トレにはフットサルなど遊びの要素を取り入れたものもあった。「体力トレーニングは楽しくやった方が体力がつく」と話した橋上監督だったが「技術練習の時は『楽しく』はまずいが」とも付け加えた。今後も時間が許す限り自主トレを視察するつもりで「相談、質問があったら連絡してほしい。頭の中がモヤモヤしていたら次に進めない」と選手からのLINE連絡も歓迎していた。【涌井幹雄】