昨秋王者の亜大は、終盤の逆転劇で国学院大に1勝1敗とし、今季初勝利を挙げた。

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亜大が3点劣勢をひっくり返した。1点差に追い上げて迎えた8回1死二、三塁で黒川貴章内野手(4年=新田)が中堅へ逆転2点三塁打。前日、亜大の整列遅れで開会式のスタートが押し、生田勉監督(54)は「時間も守れないやつにスポーツをやる資格はない」と激怒。その後の開幕戦も敗れ4年生だけのミーティングで引き締めた。中でも「一番の問題児」(同監督)という黒川は「自分ができるのはリーグ戦で頑張ること。結果が出てよかった」と安堵(あんど)した。

▽国学院大・山本ダンテ武蔵外野手(敗れたが2戦3発と気を吐き)「昨日からずっと振れている感覚はある。以前は上からたたくイメージで打ってましたが、レベルスイングで捉えられるように取り組んできた」