7試合連続白星がない三浦大輔監督(47)が「監督初勝利」を挙げることはできるか。

2リーグ制以降、新監督が開幕から7試合勝利がないのは初。新監督の開幕5連敗(引き分け2)は、6連敗した02年石毛宏典監督(オリックス)に次ぐワースト2位タイになった。

12年シーズンに球団名がDeNAになって以降、三浦監督が3人目の指揮官。

過去2人の「監督初勝利」を振り返ります。(所属や肩書は当時のまま)

◆中畑清監督(開幕3戦目)

<DeNA6-2阪神>◇12年4月1日◇京セラドーム大阪

1敗1分けで迎えた一戦。4点リードの9回、中畑監督自身がマウンドに向かい、守護神山口俊にボールを託した。ベンチではこみ上げる涙を止められなかった。

「涙のようなものを感じてさ。ちょっとこぼしちゃって、鼻水まできた。まだ終わってないのに、勝ったつもりか、この野郎! って思ったよ。ああいうスキはダメだね」とキヨシ節全開。

先発は「虎キラー」と称された当時38歳の三浦大輔。7回2失点と快投した右腕は「チーム名が変わり、ユニホームも変わり、すべてが変わった。みんな生まれ変わるんだ、という気持ちで戦っている」。中畑監督からは「私にとっては神様のような存在。チームが一番苦しい時に最高の投球を見せてくれた。パワーを感じたよ」と絶賛された。

◆アレックス・ラミレス監督(開幕戦)

<DeNA2-1広島>◇16年3月25日◇広島

巨人高橋由伸監督ら5人が新監督に就任したシーズンで、ラミレス監督が開幕戦勝利を飾った。先発の井納翔一投手が7回3安打無失点と好投。2回にプロ初打席で2点適時打を放ったのはルーキーだった柴田竜拓。新人の開幕戦決勝打は球団初で、新監督に初勝利をプレゼントした。

ラミレス監督は「期待した以上の働きをしてくれた。これまで積み上げてきたことを試合で出してくれた」。チームは3年ぶりの開幕戦白星で、ウイニングボールを大事そうに左手で握りしめた。「特別な気持ち。本当に夢がかなった。新しい歴史をつくることができた」。