西武は4日、ソフトバンク相手に敵地3連勝を収め、引き分けを挟んで5連勝となった。福岡での3連戦3連勝は04年以来17年ぶり。山川穂高、栗山巧、外崎修汰ら、主軸の相次ぐ離脱にも、呉念庭、渡部健人ら抜てき組の若手が活躍した。その裏には、投手陣に頭を下げ、奮起を促す辻発彦監督の姿があった。

-見事な勝利

ああ、本当にピッチャーが頑張ってくれましたね! はい!

-増田ベンチ外の継投。平良は一番いいところでいかせる予定だった。

もちろん。(走者が)来たら、あそこがポイントだと思ったので平良を用意させていました。(平良は)はい、見事です。

-キーマン佐野と宮川も大きい

もちろん(笑い)。佐野は非常に今年はいい働きしてくれているし、宮川も良くなってきたので。球威もだいぶでてきたのでね。これからますます良くなっていくと思います。

-投手が多いとパターンも増える

そうだよ、野手もいっぱいいるし。選択肢いっぱいあるよ!

-ドラ1渡部が初本塁打

まさかね…。真っすぐで三振していたやつが、カーブかなんか変化球きてホームラン打つ(笑い)。またこれから相手チームも考えてそんな簡単に来ない、まあ大変だと思うけど。ほんとに渡部のホームランも価値が大きかったし、今年ね、若林も初ヒット打ったし。ブランドンも。ルーキー3人が初ヒット打ったし、まあいいんじゃないですか。

-渡部はファーム4本塁打と結果も出していた

だから、内野手がいないので、いろんな試合の中で取っ換え引っ換え、使いながら良い選手をという戦い方をしないといけないので。それには数が足りないということで。本当にそういう意味では彼らにとってはチャンスなので。見事な活躍だったと思います。

-呉念庭が4試合連続打点の2号ソロ

ああネンティンね、頼りになるね。本当に大事なところで、源田の投げたショートバウンドもさばいてくれたし、いいんじゃないですか。

-呉、渡部と下から来た選手が活躍。底上げを実感

そうだね。下で頑張っていた野手も今シーズン、下で結果を出していたしね。そういう意味ではこういう上に上がってきたやつが活躍すると下の選手もさらに頑張れば上に行けるんだという気持ちになってくれれば。さらに気持ちがね、違ってくると思うのでうれしく思います。そういう選手が打ってくれるとね。

-けが人続出の中で活躍はうれしい

ああ。そういう選手が、野手が特にそういう気持ちになってくれていると思うのでね。とにかく3人が抜けて、1人ずつ帰ってくるまではしっかり頑張るしかないし。あと練習前にピッチャーに頭下げておきました。「こういう状態なので、ピッチャーちょっと頑張ってくれ」と(笑い)。見事なピッチャーの頑張りでした。

-札幌、福岡は4勝1分けで無敗

ほんとね。こういう状況の中で主力野手をかく中で、若い野手が必死にやっているところがいいのと、出られなかった若い選手もベンチの中で元気出してやってくれているから。そういう雰囲気がいいですよね。

-ソフトバンクに福岡でスイープは17年ぶり

ああやっぱり17年ぶりか~。(ダイエー時代です)そうそう、俺たちの時代だな。よくやったよ、あの頃は3タテ。今は全然立場が違うから。なかなか福岡で3タテなんか夢の夢の、監督になってから夢の夢みたいな感じだから。そういう意味ではまだまだソフトバンクとは力の差(がある)。そこまで調子が上がっていないという事情もあったと思うけど。これからなんでね。それにしても3つ勝てたのがうれしいです。

-渡部にオープン戦では当てにいくスイングに「魅力が無い」と

(今日は)振っていた(笑い)。まあ確かに、まだまだだから。プロの1軍の良いピッチャーのね。コンパクトにしっかりフルということが、逆にそういうところが彼にとって課題になっていくのでね。でもしっかり振っていった姿はしっかり考えてやっていると思います。