第2週からの登場となった駒大は、初戦で完封負けを喫した。

それでもチャンスは作り、投手陣も先発の右腕、福山優希投手(3年=八戸学院光星)は5回を被安打5の3失点にまとめた。その後の継投では、2番手の右腕、谷藤大成投手(3年=秋田南)は1回1/3を無安打無失点。3番手の左腕、村越祐野(ゆうや)投手(4年=学法石川)は2回2/3を被安打1の無失点と追加点を許さなかった。大倉孝一監督(58)は「(得点の)形は作れていた。この形を基本に、粘っていけば勝機は近くにあると思います」と手応えを口にした。

初戦は無安打に終わった主将の新田旬希内野手(4年=呉)は「リーグ優勝に向けて、チーム力を高めようと選手間で話している。今日はそれを出し切れなかった。粘っていた投手陣に申し訳ないです」と反省していた。

昨季の主将を務めた若林楽人外野手(22=現西武)からは、以前に「力んだり緊張もあるけど、チーム全員でミスをカバーすれば大丈夫。チームで戦え」とアドバイスを受けていた。主軸を担う新田は「キャプテンとして、ここ一番で打てる選手になりたい」と力強く話した。